コラム

ペルセウス座流星群とイタリアの関係

今年もペルセウス座流星群が最も活動が活発になる「極大」の時期を迎えています。
あちこちのニュースなどで扱われていたので、昨晩ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この流星群は19世紀後半にイタリアの天文学者、ジョヴァンニ・ヴィルジニオ・スキアパレッリ(Giovanni Virginio Schiaparelli(1835年 – 1910年))によって、彗星が母天体ではないかと指摘された初の流星群です。

スキアパレッリは高名な火星の研究家で、小惑星「スキアパレッリ (4062 Schiaparelli)」に名が残っており、今年3月に打ち上げられた火星探査機エクソマーズ(ExoMars)に搭載された小型着陸機にも彼の名前が付けられています。

打ち上げられたTGOは、7カ月かけて火星に到達し、そこで小型着陸機「スキアパレッリ」(Schiaparelli)を放出する(この名前は、19世紀に火星表面の観測を行ったイタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレッリにちなんだもの)
「火星の生命」の探査機「エクソマーズ」打ち上げ

流星群の活発な活動は今後数日間続く予定ですし、今年はお天気も良好。流星群を口実に夜更かしもできます。ミラノ天文台長でもあったスキアパレッリに思いを馳せながら夜空を観望してみるのはいかがでしょうか。

2016年のペルセウス座流星群の極大は、日本時間の8月12日22時頃と予想されています。その時刻にはまだ月明かりの影響がありますので、夜半頃に月が沈んだ後が観察に適した時間帯です。未明まで流星の活発な出現が続くと考えられます。

また、極大からは時間的に少し離れてしまいますが、11日の夜半から12日未明にかけてと、13日の夜半から14日にかけても、極大の夜ほどではありませんが、多くの流星が出現すると考えられます。

大学共同利用機関法人自然科学研究機構 国立天文台

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