Ferragosto(聖母被昇天の日)

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今日8月15日はイタリアの三大祝祭日の一つ、Ferragosto(フェッラゴスト)。聖母マリアが天に召されたことを記念する日です。生神女就寝祭(しょうしんじょしゅうしんさい)ともいいます。

Infatti, l’Imperatore romano Augusto organizzava feste durante il mese di Agosto.

Nella religione cattolica, il 15 agosto è la festa dell’Assunzione della Madonna.

http://www.itaria.it/ferragosto/

イタリアではこの日は伝統的に行楽の日とされていて、海や山に出かける人たちも多いようです。また、この時期はイタリア各州でSagra(サグラ)やコンサートなどといったいろいろなイベントが行われ、真夜中の花火大会も欠かせない行事になっています。また、このほかに人々に容器いっぱいの冷たい水をかける「gavettone(ガヴェットネ)という一風変わった習慣もあります。

Ferragostoの起源は、紀元前18年に古代ローマ帝国皇帝アウグストゥスによって制定された「アウグスティヌスの祭り」(ラテン語でFeriae Augusti)。当時の8月は休日が多く設定されていたため、祝日をひとくくりにして、連休にする目的もあったようで、イタリアの人々はこの一連の祝日を農作業期間を終えた労をねぎらう意味と重ねてお祝いしました。この期間、馬や荷車を引く動物たちは仕事から解放され、盛装して街を練り歩いたそうですが、この名残は現在でも各地のこの時期のお祭りで見ることができます。(代表的なのは、シエナのお祭り「Palio dell’Assunta(パリオ)」があります。

 

https://it.wikipedia.org/wiki/Ferragosto

ペルセウス座流星群とイタリアの関係

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今年もペルセウス座流星群が最も活動が活発になる「極大」の時期を迎えています。
あちこちのニュースなどで扱われていたので、昨晩ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この流星群は19世紀後半にイタリアの天文学者、ジョヴァンニ・ヴィルジニオ・スキアパレッリ(Giovanni Virginio Schiaparelli(1835年 – 1910年))によって、彗星が母天体ではないかと指摘された初の流星群です。

スキアパレッリは高名な火星の研究家で、小惑星「スキアパレッリ (4062 Schiaparelli)」に名が残っており、今年3月に打ち上げられた火星探査機エクソマーズ(ExoMars)に搭載された小型着陸機にも彼の名前が付けられています。

打ち上げられたTGOは、7カ月かけて火星に到達し、そこで小型着陸機「スキアパレッリ」(Schiaparelli)を放出する(この名前は、19世紀に火星表面の観測を行ったイタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレッリにちなんだもの)
「火星の生命」の探査機「エクソマーズ」打ち上げ

流星群の活発な活動は今後数日間続く予定ですし、今年はお天気も良好。流星群を口実に夜更かしもできます。ミラノ天文台長でもあったスキアパレッリに思いを馳せながら夜空を観望してみるのはいかがでしょうか。

2016年のペルセウス座流星群の極大は、日本時間の8月12日22時頃と予想されています。その時刻にはまだ月明かりの影響がありますので、夜半頃に月が沈んだ後が観察に適した時間帯です。未明まで流星の活発な出現が続くと考えられます。

また、極大からは時間的に少し離れてしまいますが、11日の夜半から12日未明にかけてと、13日の夜半から14日にかけても、極大の夜ほどではありませんが、多くの流星が出現すると考えられます。

大学共同利用機関法人自然科学研究機構 国立天文台

【コラム】ピエモンテと海、その意外なつながりとは?

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山に囲まれたピエモンテと海の意外な縁、それは「塩漬けにしたカタクチイワシ」皆さまよくご存じのアンチョビ(イタリア語ではアッチューガ acciuga)です。このアンチョビの名を一躍有名にしたのは、カタクチイワシが水揚げされる海沿いの地方ではなく、バーニャ・カウダやヴィテッロ・トンナートといった、山に囲まれたピエモンテのお料理でした。

イタリアでは昔、塩は専売制(1974年まで)で、山で暮らすピエモンテの人々にとっては買わなければ手に入らない、かつ高価なもので、お隣のリグーリアや遠くはプロバンスなどのフランス南海岸の塩田から供給してもらわなければならなかったという背景があります。
そこで考え出されたのが、塩漬けしたカタクチイワシの樽にたっぷりと塩をまぎれこませてピエモンテまで持ち込むという裏技(平たく言えば「密輸」)です。

ピエモンテ州南部のリグーリア州と接している県、クーネオ県のタンド峠近くにある、かつてアンチョビ作りで知られた「ヴァッレ・マリア(Valle Maria)」地方では、山を超えた向こう側がリグーリアという地形を生かし、主にユダヤ系の人々が冬の間の収入源として、リグーリアの海で水揚げされたカタクチイワシを塩漬けにし、この何十キロもある鰯坪を牛やロバに引かせてピエモンテの山間部やポー河沿いの地方を行商して回ったそうです。その結果、塩はもちろんのこと、隠れ蓑となったアンチョビは海のないピエモンテ中に広まり、代表的な郷土食材となりました

そして、ピエモンテから山を越えてリグーリアに抜けるこの道は、いつしか「塩の道=Via del Sale」と呼ばれるようになり、さまざまな物資をピエモンテにもたらすとともに、逆にピエモンテ名産のブドウ『ネッビオーロ』を使ったバローロをはじめとするワイン、肉やチーズといった特産品はリグーリアを経由して南フランスまで運ばれるという物資流通の重要なルートになりました。このルートは現在「タンド線」と呼ばれ、今も人々の生活を支えています。

このようなつながりと歴史に思いを馳せながら海辺でいただいたピエモンテ料理はまた格別でした。今後も機会があればまた一風変わったイタリアの不思議な縁や歴史を掘り下げてみたいと思っています。

 

【イベント紹介】イタリア軒の物語

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今回ご紹介する「和とイタリア」、新潟の皆様なら知らぬ人はいない「イタリア軒の物語」です。

「イタリア軒」は開港で賑わう1874年(明治7年)に来日したイタリア人、ピエトロ・ミリオーレが当時の県庁にほど近い営所通一番町に牛肉屋兼洋食店を開いたのが始まりです。日本最古のイタリア料理店であると同時に、今もなお日本に現存する最古の西洋料理店とされています。
http://www.italiaken.com/company/story.html

ミリオーレは日本で最初の本格的な西洋料理を提供し、「ミオラさん」の愛称で新潟の人々から親しまれました。
その料理の中でも当時とても珍しかったパスタ料理、実は「マッケローニ」というマカロニの一種を使ったものだったとイタリア軒の古い記録に残されています。当時から新潟の人たちは、ほかでは食べることのできないイタリア料理を楽しんでいたようです。

 

 

 

 

 

 

もうひとつ、イタリア軒別館の割烹「蛍」前にある「花嫁人形」の歌碑。この歌詞の作者は新発田市出身の蕗谷虹児(1898~1979)。イタリア軒のある西堀周辺、特にこの「イタリア小路」は、彼が母と共に貧しくも幸せな日々を送った思い出の地なのだそうです。こちらの物語も今回の「イタリアつながり」に深みを与えてくれています。

 

今回のイベントでは、パスタをはじめとして、昔懐かしい新潟のカレーライスなどの料理をイタリア軒様からご提供いただく予定です。

古民家という和の空間の中で当時を想像しながら食べるパスタやカレー。傍らにはイタリア車やワイン。今回のイベントではそういった次元を超えた「和とイタリア」体験もご用意します。どうぞお楽しみに!

*1 写真はイタリア軒創立者ピエトロ・ミリオーレ
*2 「花嫁人形」の歌碑がある割烹「蛍」http://www.italiaken.com/hotaru/

【不定期連載】過去の活動記録(第4回)

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2011年度総会・親睦会「フェスタ」
開催日時:2011年7月24日(日) 総会 17:30〜 親睦会 18:00〜
参加人数:30名
場  所:ホテルイタリア軒(総 会:5階会議室「朝日」、
親睦会:1階「ビストロ・マルコポーロ」)

新潟イタリア協会では、前年度の活動報告や当年度の活動予定、予算などを審議する総会を毎年7月頃に開催し、併せて「フェスタ」と称した普段なかなか顔をあわせる機会の少ない会員の皆さん同士の親睦を深めるための会を開催しています。

今回は2011年7月に行われた総会とフェスタの様子をご紹介します。

この年の総会は、同じ年の3月11日に発生した東日本大震災後の開催となりました。甚大な被害を受けた被災地に対し協会としてなにかできることを、マリオ会長からその秋の9月に「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」を開催することが発表され、その事業説明と会員への協力要請が行われました。会場では出席者による熱心な議論が交わされ、コンサートに向けて協会・会員が一致協力していくことが確認されました。

総会終了後は、会場のホテルイタリア軒の「ビストロ・マルコポーロ」で行われたフェスタへと移行し、総会での熱気が冷めやらぬなか、美味しいお料理とワインを肴に、参加された会員の皆様からの近況報告などで楽しいひと時を過ごし、盛況なうちに全ての日程を終了することができました。

このように、新潟イタリア協会では毎年総会を開催していますが、協会活動のトピックとなった過去の総会についても順次ご紹介していく予定です。

なお、この東日本大震災復興支援コンサートの模様はまた次の記事でお伝えしたいと考えています。どうぞお楽しみに。

【不定期連載】過去の活動記録(第3回)

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イタリア中部地震復興支援チャリティーコンサート
”イタリアに愛を” 〜Un Atto d’Amore all’Italia〜

日 時:2009年8月16日(日)第一部14:00〜16:00 第二部16:30〜18;00
場 所:ホテルイタリア軒 3F サンマルコ

出演者:【第一部】新潟ARS NOVA(庄司愛(Vn)、加藤礼子(vn)、
重光明愛(Va)、渋谷陽子(Vc)、広瀬寿美(Cl)、宮野大輔(Hr)、
石井朋子(Pf))、山下尚子(Sop)、鈴木涼子(Mz)、
押見春喜(Br)、金子めぐみ(Pf)
【第二部】ファビオ・ボッタッツォ(Guit)、東聡志(Bas)

2009年4月6日にイタリア中部のアブルッツォ州 の州都ラクイラ県を襲ったマグニチュード6.3の大規模地震(いわゆる「ラクイラ地震(terremoto dell’Aquila)」)は死者300人以上、避難生活者6万人以上を数えるなど、イタリア中部に甚大な被害をもたらしました。

震源地ラクイラではその直後の7月にG8サミットも行われるなど、地震の状況について世界から耳目を集めたものの、当時、周辺の小さな村々では余震が長く続いた影響から復興が遅れていました。

そのような状況を知り、新潟イタリア協会では、なかなか復興の手が行き届かず避難生活を余儀なくされていた現地の老人施設「Casa di Riposo(カーサ・ディ・リポーゾ(安らぎの家))」のための支援活動として、復興支援チャリティーコンサートを開催しました。このコンサートの収益金約260,000円(当時のレートで約2,000ユーロ)は義援金として送られ、施設の修復費の一部として使用されました。

チャリティーコンサートは2部構成で行われ、第一部では「室内楽とオペラの楽しみ」と題して、イタリア留学経験のある方々も多くおられる本県出身・在住者の音楽家「新潟 ARS NOVA」のメンバーを中心に、室内楽とオペラの名曲を楽しめるクラシックコンサートを、第2部は「ワインとジャズの楽しみ」と題して新潟在住のイタリア人ファビオ・ボッタッツォさんのジャズコンサート(音楽と共にイタリアワインと軽食付きでした。)をお楽しみいただきました。また、第二部では同時に第一部の出演者の方々との交流も行われ、一日を通して数多くの参加者のもと、素晴らしいコンサートとなりました。

なお、義援金は2009年12月末にマリオ会長の名代が施設を訪問、院長のアレッサンドロ・レポーレ氏に直接手渡されました。また、翌2010年1月にはレポーレ氏からご丁寧なお礼状をいただいております。この機会に併せてご紹介させていただきます。

 

【不定期連載】過去の活動記録(第2回)

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お料理講習会&ワインを楽しむ会
開催日時:2013年5月19日(日) 参加人数:14名
場所:Trattoria Peruno Peruno(トラットリア・ペルウーノペルウーノ(現在は移転し、2014年4月から新たにTrattoria Azzurri a Niigata(トラットリア・アズーリ)新潟として営業中))

新潟イタリア協会では、これまで、料理専門家をお招きしてイタリア料理教室を催していますが、今回は2013年に開催された講習会をご紹介しようと思います。

「家庭でもできるプロの技を伝授!」と題して開催されたこの講習会。ペルウーノペルウーノ(当時)のオーナーシェフであり、当協会の会員でもある石山淳一郎さんを講師にお招きし、プロのイタリア料理の技を教えていただきました。

作ったのは「ほうれん草としらすのパスタ」と、ナポリの郷土料理である「Pizzaiola(ピッツァイオーラ)」の2品。石山シェフの説明・お手本の後、手厚いサポートのもと、参加者の皆さんが実際に調理しました。

調理後は早速試食、その後のワインを楽しむ会とともに、イタリア料理・ワインに関する知識を深めた有意義な1日でした。

【不定期連載】過去の活動記録(第1回)

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Gita D’Autunno 〜第1回秋の日帰りバスツアー〜
公式ホームページリニューアルを記念して、新潟イタリア協会の活動をお伝えしていく「過去の活動記録」。
第1回目は2010年に行われた秋の日帰りバスツアーの様子をお届けします。

開催日時:2010年10月11日(月・祝日) 参加人数:24名

2010年に新潟県立近代美術館(長岡市)で開催された「ポンペイ展〜世界遺産古代ローマ文明の奇跡〜」を鑑賞し、その後、海の見えるピッツェリアLA PORTA BLU(長岡市寺泊野積)でランチ、その後旧巻町のカーブドッチでお買い物を楽しむという盛りだくさんな内容で、天候に恵まれた秋の1日に気軽にイタリアに触れることのできる楽しいツアーとなりました。

こうした形式のツアーはこれ以降定期的に行われており、今後も内容をお伝えしていく予定です、どうぞお楽しみに。